ヘナを頭皮につけても安心な理由
ヘナは薬草である
ヘナという言葉は聞き慣れない方が多いと思いますが、インドなどの乾燥した地域で育っていく植物です。
主に髪の毛や爪などを染色することに用いられています。
それだけでなく、インドにおいては万能薬とされていて、やけどや切り傷・すり傷や皮膚病といった病気にも効果があると言われています。
ただ基本的には、染毛で使われるのが一般的で、日本でも染毛の面から認知されています。
特にオレンジ色を出すのにもっとも効果的なものです。
もちろん、染毛の他にも抜け毛・薄毛・枝毛・細毛の修復・改善にも効果があり、使用されています。
ですので、ヘナが頭皮についてしまったからといって良くない影響が起こるということはありません。
場合によっては、ヘナがついてしまった頭皮に着色してしまうことがありますが、2~3日で元に戻っていくので気にする必要は全くありません。
むしろ、皮膚から良い薬物を吸収させ体内に送り込むことを目的とした貼り薬である経皮薬のような効果をもつ薬用成分が含まれています。
ですから、デメリットはほとんどないということが分かるかと思います。
ただ、唯一気になることがあるとすれば、爪の中にヘナの色がついてしまうという点が上げられます。
しかし、それも手袋などで髪染めすれば解決出来る問題ですので、面倒臭がらずに、ヘナのメリットに目を向けたほうがよいでしょう。
ヘナには等級がある
ヘナが頭皮についてしまっても大丈夫で、より良い成分が染み込んでいくんだと思われたかもしれませんが、ヘナであれば全て同じ効果があるという訳ではありません。
実はインドから日本に輸入されているヘナは、品質においてピンからキリまでの差があるのです。
ヘナには等級というものが存在します。
よく原材料の欄に「ヘナ」と書かれていて、販売されているものがあると思います。
そういったものはヘナの葉以外の部分が混入されていることがあります。
例えば、枝や茎の部分です。
場合によっては、別の化学物質が混入されていることもあります。
そういったものですと、どんどんヘナの等級が下がっていくことになります。
残念ながら、市販されているヘナのほとんどが何らかの化学物質を含んでいると言われています。
市販のヘナでももちろん、頭皮につけてはいけないなんていうことはありません。
ですが、どうせならより良いヘナを使っていきたい、頭皮のことを考えて等級の良いものを使いたいと思われている方もいるかもしれません。
そこで、ヘナを等級で見極めていくのが大切になっていきます。
そして、等級がもっとも高いヘナは手摘みでとっている”A”ランクのヘナです。
高品質な”A”ランクのヘナは、傷んだ髪を修復する効果により優れていて、化学物質も混入されていませんので安全性も高いのです。
ヘナのアレルギーは大丈夫なのか
頭皮につけても平気なのは分かったけど・・・アレルギーはどうなんでしょう。
と気になる方も多いはずです。
まず、大前提としてヘナ自体は植物ですので、植物アレルギーの方は絶対に使用しないように気をつけてください。
自分に植物アレルギーの疑いがあるかどうかの判断はパッチテストで分かります。
もちろん体質的に相性が悪いという場合もかぶれなどで分かります。
ヘナを取り扱っているほとんどの店で使用前にパッチテストをしてくれるので安心してヘナを利用することが出来ます。
ご自分で使用する場合もパッチテストを忘れずにおこなってください。
ちなみにパッチテストをして、市販のものではかぶれてしまったが、”A”ランクのヘナだとかぶれなかったという場合もあります。
まとめ
植物アレルギーや体質的に相性が悪い方以外はヘナが頭皮についても問題はありません。
パッチテストをすればヘナに対して相性が良いか悪いかが分かります。
ナを使用して頭皮ついてしまった場合でも逆に良い薬用成分が染み渡り、髪の毛をより綺麗に艶のあるものにしてくれます。
もしそれでも化学物質が入っていたら少し心配であるという方がいれば、最高品質の”A”ランクのヘナを使うと良いでしょう。
髪の毛をより綺麗に艶のあるものにして、しっかりと染めていきましょう。
中西洋子
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