ヘナとはどのような植物なのか?

ヘナはこんな植物

ヘナはインドなどに自生する、ミソハギ科の植物で、その葉を乾燥させ粉末状にした、100%天然のヘアカラーです。お茶や、ワインと同じように産地などにより品質が変わるのも特徴で、インド・ラジャスタン州ソジャトという地方で栽培されたヘナが最高品質のヘナと言われおり、太陽と大地のへナはソジャトの最高品質のヘナを使用しています。

インドでは何千年も昔から、髪や肌を染めたり、インド伝承医学アーユルヴェーダでは、薬草やハーブとして何千年も昔から使われています。

クレオパトラも髪や爪に塗っていたのは有名な話です。

現在も、白髪染めや布を染めるはもちろんのこと、薬草としてされています。

白髪染めとして利用する多くの方は、天然成分という理由やトリートメント効果があるということで利用する人が増えています。

美容室でも取り扱うお店が増えてきています。

更に最近では、 ヘナタトゥーとして肌にヘナで図柄を描くためにも使われています。

最高品質のヘナはここで育ちます

ヘナはインド西部にあるラジャスタン州ソジャトのヘナが最高品質と言われています。この地で丁寧に育てられたヘナは、日本の秋(その時の天候などによりますが10月~11月ごろ)の季節に刈り取られます。

日本の夏の時期はソジャトでは雨季にあたり、雨水をたくさん吸った土壌に生えるヘナに水分と栄養が与えられます。 ヘナは稲と同じように年に一度の刈り取りで、この時期には近所の女性たちが駆り出されます。

この地域では貴重な現金収入となります。

刈り取ったヘナは、天日干しで乾燥させ、木の棒でたたいて葉を落とし、それを近所の工場に運びます。工場では、染まらない枝やゴミ、砂などを取り除き、ヘナの葉だけにして、それをグラインダーで粉にします。粉になったヘナをさらに布でこすと、滑らかなヘナパウダーになります。

↑↑↑こんなふうに、日本人が稲を刈り取るようにインドの人もヘナを刈り取ります。

↑↑↑天日干しをして乾燥させます

ヘナとアーユルヴェーダの関係

ヘナの歴史は古く、アーユルヴェーダ(インド伝承医学)では、薬草として使われていました。

ミイラを包む布を染めていたとも言われていますので、ヘナの歴史は5000年をさかのぼるとも言われます。ヘナとアーユルヴェーダは切っても切れない縁ですが、ではアーユルヴェーダとは何なのでしょうか?

アーユルヴェーダとは?

アーユルヴェーダは、日本では【インド伝承医学】と訳されることが多いのですが、直訳すると「アーユス=生命」「ヴェーダ=科学」の造語で、「生命の科学」と言えます。

ですから、医学だけではなく食事や生活習慣などもアーユルヴェーダの一つなのです。

最近の日本では、アーユルヴェーダによる、体質別で健康のサポートをするところも増えてきました。

インドで生まれたアーユルヴェーダがそのまま日本人の体質に合うのか分かりませんが、自然の摂理に沿ったものなので、日本でも人気があるのでしょう。

アーユルヴェーダでは、それぞれの体質や症状などにより、ゴマ油をベースとしたオイルを作り、そのオイルで頭皮や体をマッサージをします。

そのため、ヘナで髪を染める時も、アーユルヴェーダの製法で作られたオイルで頭皮をマッサージしてからヘナをすることで、デトックス効果や美髪効果などが期待できるのです。

頭には全身のツボがあり、オイル(できれば温めてください)を塗ってから、頭皮のツボを押すことで、リラックスもできて、健康になります。

ベースがゴマ油と聞くと、「頭中が臭くなるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、インドのマッサージなどで使うゴマ油は、生のゴマを圧搾したもので、香りはほとんどありません。

実は、日本で料理に使うゴマ油は炒ってあるため、あの香りがするのです。

ですから、臭いのないゴマ油と様々なハーブ(インドはハーブの宝庫でもあります)のエキスをブレンドすることにより、マッサージに最適なオイルをつくることができます。

まとめ

ヘナという植物がどのようなものなのか分かっていただけたと思います。

さまざまな効果が期待できるヘナですが、やはり一番利用されているのは白髪染めとしてのヘナの効用です。

カラー剤で皮膚に悪影響が出ている方が増え、ヘナを利用する人が増えています。

Amazonのレビューを見ていただくとわかりますが、多くの方が美容室でカラー剤を使い続けて髪の毛が薄くなったり、頭皮がかぶれたりしてヘナを使い始めています。

ヘナをこれから使い始めようか検討している方は、まずは「ヘナは安全で体にいいものだ」ということをこの記事から知っていただけたらと思います。

それでは。

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中西洋子

代表取締役社長耀ヘナ研究開発株式会社
子供の頃からのアレルギー体質を改善すべく、早くからナチュラルな健康法であるインドの生命の科学「アーユルヴェーダ」に着目。その研究を進める際「ヘナ」との出会いがあり興味を持つ。自身のヘナのカラーリング体験より、日本に輸入されている「ヘナ」の品質に疑問を覚え、インド領事館に出向き、高品質の「ヘナ」開発に取り組み、高品質のヘナの輸入に成功。ヘナに出会って22年。アーユルヴェーダの「自分の健康は自分で守る」をコンセプトに簡単ヘナケアで生涯、美髪育を保つ方法を編み出し、ヘナケアコンシェルジェとして相談窓口になっている。現在耀ヘナ研究開発株式会社、代表取締役。平成25年東京五反田に美髪育サロンをオープン。全国に美髪育のFC展開を開始。サロンでは脳のマッサージで自律神経を調整し、心と体のチューニングが出来るシロダーラーも体験出来、現代のストレス社会の中での健康法にも取り組む。

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ヘナに出会って22年。アーユルヴェーダの「自分の健康は自分で守る」をコンセプトに簡単ヘナケアで生涯、美髪育を保つ方法を編み出し、ヘナケアコンシェルジェとして相談窓口になっている。現在耀ヘナ研究開発株式会社、代表取締役。平成25年東京五反田に美髪育サロンをオープン。全国に美髪育のFC展開を開始。

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