抜け毛対策のための正しい髪の知識
東洋医学では頭髪は「血余」と言います。
血液の余ったものが髪になるという意味です。
栄養分を持った血液が全身を巡り、重要な臓器などを優先的に滋養した余りが髪の栄養分としてまわってくるので「血の余り」なわけです。
髪には3~6年程度の人生の歴史がつまっています。
髪がつやつやできれいな人は内臓もきれいです。
髪の美しい人が男女ともに好まれるのは健康そのものを髪があらわしているからです。
漢方の考え方では髪は「腎臓の華」なのです。
髪は全身の不要物の排出器官をかねています。
体内の重金属などは髪の毛に排出されます。
時々、事件などで毒物入りのものを食べさされたりすることがありますが毛髪検査をすればわかります。
これらの毒物も髪の毛から検出されるので、いつ頃の時期にどの程度の毒を盛られたのかわかってしまうのです。
毛髪分析は体内のミネラル分を測定する最新の予防医学検査です。
保険適用ではないので少し高額になりますが健康を気にしている人の間では密かに流行ってきています。
アメリカでは医師の1万人以上が体内の栄養分析に使っています。
これらの検査が、その人に必要なミネラルがわかるため、サプリメントを取る場合にも非常に参考になります。
必要ないサプリをとっても意味がないので、自分に足りない栄養素をきちんと把握して、適切なサプリを取ることが健康にはとても重要だからです。
このように、髪の毛というのは、身体の状態を表す一つのバロメーターになります。
髪の毛は見た目だけではなく、身体の健康状態にも関係しています。
抜け毛対策で大切なのは、良い製品を使ってケアすることはもちろんですが、それ以上に、健康的な習慣をつくることが大切です。
「育毛は一日にしてならず」
正しい頭皮ケア習慣、正しい食習慣、正しい睡眠習慣。
すべてをバランス良くやりたいですね。
それではまた。
中西洋子
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