ヘナが染まらない原因と対処法について
「ヘナは体に優しいカラー剤と聞いて始めてみたけど、中々うまく染まらない・・・」
「薬を飲んでしまったので、その影響でいつもより入らない」
先日こうしたご質問をいただきましたので、今回はこのお悩みにお答えできればと思います。
上手く染まらないのは薬などの外的要因ではなくそもそものやり方に問題があります。
目次
ヘナがうまく染まる方法とは?
まず、オイルマッサージをすることでヘナがグンと入り、デトックスになるともいわれています。
ヘナは油溶性でもありますから、オイルマッサージをすることでヘナと油が融合してしっかり入るのです。
油ではじく感じがしますが、実際は逆です。
洗いあがりもしっとり、ツヤツヤになります。
一度、ぜひおためしください。
また、油がない方は髪に十分なお湯でキューティクルにしっかり水分を入れてヘナを入れると浸透しやすくなります。
今まで、色が入らないと電話相談で何人かいらっしゃいましたが、来ていただいてヘナを乗せたらほとんどの方が実は適当なやり方をしていたようです。
温度、時間、たっぷり塗る。
これが重要です。
髪が太いと染まらない?
さて、「髪が太いとヘナが染まっていかない?」といったお悩みもいただいたので、こちらについても解決していきたいと思います。
結論から言いますと、一般論としては髪が太い方ですとヘナが染まりにくい場合があります。
ですが、絶対に染まらないわけではありません。
あくまで染まりにくいというだけです。
なので、先述したような「温度・時間・たっぷり塗る」を意識することはもちろん、次のようなことも重ねて意識してみてください。
ヘナを溶かすときに薄め過ぎないこと
ヘナの種類にもよりますが、通常はヘナの重量に対し4倍くらいのお湯で溶かして、そこから約1時間放置してから塗布していきます。
ここで薄めすぎてしまえば当然ヘナが染まりにくくなってしまいますし、逆に適度に薄めることができなければ結局は固いままのヘナになってしまいます。
ですので、上記の「重量の4倍のお湯で溶かして1時間放置」を意識してみてください。
ヘナを常に温かい状態に保つ
ヘナは温度が重要です。冷えるとヘナは染まりにくくなります。
なので、特に冬の時期にヘナを使用するときは温度変化に気を付けなければなりません。
もちろん、季節を問わずヘナの温度に気を付ければ、いつも同じような状態で使用することができます。
ポイントは、ヘナを湯煎して温めて、ヘナペーストが温かい状態で使用してください。
ヘナは使用時のヘナ自体の温度の他、室温や加温でも染まりの結果が変わります。
ヘナは体温で染まる
ユーカリオイルをヘナに落とすことで、発汗促進作用が起こりヘナが染まりやすくなると言われています。
真夏以外にヘナを使用する際は、ユーカリオイルを使ってみましょう。
また、ヘナ塗布後にラップを巻くと保温状態をより強くします。
ここでさらに、時折ドライヤーで加温するとより染まりやすくなります。
ヘナ使用後は、湯洗いだけする
せっかくヘナをしようしても、そのヘナを落とすためにせっけんやシャンプーを使ってしまってはヘナの効果が台無しです。
ヘナを洗い流すときは湯洗いだけで十分です。
塗布したヘナを全て落とそうとしないで、ペーストが落ちる程度に洗いましょう。
ヘナは塗布してから1日~2日かけて髪に定着していきます。
その間にシャンプーやせっけんやを使用すると、ヘナが落ちやすくなってしまいます。
まとめ
ヘナも扱い方を間違えてしまえば、せっかくの効果を得ることができません。
正しい使い方をすれば髪の状態にかかわらず染まりますので、まずは今回ご紹介したような「ひと工夫」を意識してみてくださいね。
中西洋子
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