寒い時期にヘナ染めをするときの注意点とポイント
よくヘナ染めをすると体が冷えるといわれます。
そんなネガティブな一面を持っているヘナですが、しっかりと対策することで体が冷えないようにヘナ染めをすることができます。
この記事では、「なぜヘナを使うと体が冷えるのか?」についてと、その対策について解説します。
なぜヘナをすると体が冷えるのか?
ヘナを使うと体が冷えるのは、「なるほどね」と思えるような自然が作った仕組みと関係しています。
ヘナはインドの暑い地域で作られる植物ですので、体につけたり食べたりするとクールダウン(温度を下げる)効果があります。
このような環境で作られた植物は、体に過ごしやすいようにバランスをとるための自然の仕組みが作用しているのです。
例えば、果物もそのようなものがたくさんあります。
暑い地域で多くとれる果物がたくさんありますが、食べ過ぎるとおなかを冷やして、トイレに駆け込む、なんてことになりますよね。
逆に寒い地域でとれる食べ物には体を温める効果があります。
例えば、唐辛子。
寒い時にスープに入れるとぽかぽかして来ますね。
美味しいからとかもっと温まろうとたくさん入れすぎると汗がどっと出て、反対に寒さを覚えたり、胃が痛くなったりします。
汗が出るということは、もう、体が熱くなっているからこんどは冷やせぇと脳の指令が出ているわけですけどね。
昔から言われている「過ぎたるは及ばざる如し」学ぶところでしょうか?
食べすぎややり過ぎは体にとっては良くないと言うことですね。
さて、ヘナが体を冷やす理屈は上述した果物と同じです。
インドの暑いところで採れたヘナは、そこの住民が何千年も前から使っている智慧と出会いました。
そのような歴史の長いヘナですが、日本で化学染めのトラブルを避ける目的で使い出してまだ40年くらいしかたっていません。
本当の目的のクールダウン作用とトリートメントは本来は暑いところで使うものなのです。
ところが寒い日本でこのような注意を払わずにやってしまうとクールダウンどころか冷えすぎで頭痛が起こりすぐに風邪をひいてしまいます。
ヘナを使う時、暑い夏は大丈夫ですが、「春の花冷え」と言われる時期や、朝晩冷え込む時期。
冬などでは、ヘナをする時に気配りが必要です。
ヘナ染め中に体を冷やさないための工夫
ヘナはどうしても体を冷やしてしまう傾向にありますから、しっかりと部屋の温度を高めにしてから染めてください。
そして、まずは、頭皮をオイルマッサージをしてください。
オイルは体を温めます。
その後に、ヘナを45度くらいで溶き、温かいヘナペーストを頭につけてください。
塗り終わったらすぐにラップで頭を巻いてその上にタオルを巻き、冷やさないようにします。
また、その上からビニールのキャップをすればいつまでも頭部がポカポカになります。
それと同時に、30分の間に足湯をしたり、温かいハーブティを飲むと完璧に全身があったまります。
このような工夫をすることで、年中ヘナケアができるようになります。
ヘナ後に気をつけること
ヘナ後はしっかりと髪の毛を乾かしてください。
美容院では部屋を暖かくして、きっちり、ドライヤーをかけてくれますね。
染めた後もそのような気配りが大切です。
あと、染めた後はしばらく暖かい場所で休んでください。
寒い日に、染めた後、すぐに外出してしまうと体に負担となります。
よく、風呂上りに体温が急激に下がって急死する事例がたくさんあります。
体温の上がり下がりがあまりに大きいと心臓に大きな負担となりますので、ヘナ後の寒さ対策もしっかりと行ってください。
まとめ
今回の記事内容は、ちょっと意識すればだれでもできることをご紹介しました。
だからこそ、ついつい手を抜いてしまいがちな部分でもあります。
でも、長くヘナを安全に使っていただくためにもこのようなちょっとした気配りは非常に重要です。
ぜひ、これらのことを意識して、ヘナライフ過ごしていただけたらと思います。
中西洋子
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