インディゴの発色をよくするには○○時間が決め手!
今回はインディゴの発色をよくするための方法をお伝えします。
インディゴはヘナ染めの後に使用されるハーブです。
ヘナは白髪染めの際に髪を赤オレンジ系の色に染め上げますが、その後にインディゴを使うことで赤みを抑えてダークブラウン系の色に仕上げるのです。
ただし、ただヘナ染めの後にインディゴを使えば良いわけではなく、その使い方に気を付けないと望みの色合いを出すことができません。
そこで今回は、効果的なインディゴ使用を実現する「時間の使い方」をお伝えしていきます。
目次
インディゴで染める時は「さらし時間」が決め手となる!
「さらし時間」とは、インディゴを洗い流した後に髪を半乾きの状態で放置することです。
インディゴ染めの後に髪からインディゴを洗い流してタオルドライをしましょう。
そしてその後に乾いてきたら、水を少し付けて湿らせて乾燥しないように空気に触れさせます。これが「さらし時間」です。
この「さらし時間」をどのくらい確保するかでインディゴ染めが成功するかが決まります。
インディゴ染めは「さらし時間」を確保しないと染まらない
この「さらし時間」ですが、意外と多くの人が忘れがちになります。ですが、インディゴ染めではさらし時間が無いと発色しないといってもいいくらい、さらし時間を入れることが重要なのです。
ですので、「インディゴはさらし時間が長いほど発色が良い」ということを覚えておいてください。ちなみにヘナの場合はヘナ染めの時間が長いほどよく染まっていきますが、インディゴの場合は染める時間が長くてもさらし時間が短いと発色が悪くなってしまいます。
なので、インディゴ染めをした後にすぐドライヤーで乾かすといったことはしないようにしましょう。先述の通りインディゴ使用後は「洗い流す→タオルドライ→乾いてきたら水に付けて湿らせて放置」この工程を辿ることが重要になります。
インディゴは酸化して発色を行うため、湿らせて空気に触れさせる(酸素に触れさせて酸化を促す)ことで発色させるのです。なので、さらせばさらすほどよく発色します。
インディゴ染めの後の紫色の発色について
「インディゴ染めを行った後に紫色に発色してしまいました」といった相談をいただくことがありますが、この原因はやはりインディゴ染めの後にすぐにドライヤーをして速乾させていることがほとんどです。
先述してきたようなさらし時間(酸化させる時間)を持たないことで、紫がかった色に発色してしまいます。
ですので、インディゴ染めによる紫色の発色を防ぐためには、さらし時間を確保しましょう。さらし時間は長ければ長いほど良いですが、目安としては30分から1時間は用意したいところですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ヘナ染めの赤みを抑えてくれるインディゴも、「さらし時間」を考慮した正しい使い方をしないと思うような効果を得られないことがお分かりいただけたのではないでしょうか?
もちろん、この記事を読まれたあなたはインディゴ染めの正しい知識を得られたので、今後は問題なくインディゴ染めをお楽しみにいただけると思います。
それでは。
中西洋子
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